クラスメイトとの日常。
だが何気ない会話にも、UCISの影響が。
「あなた、見ましたね?」
矢神を見つめる少女の視線は冷たかった。
「私を、助けてください」
躊躇いながらも、確かに奴は――関原はそう言った。
「オーケー。覚悟完了したぞ、キザ男」
日常を守るなら仕方ない――戦ってやるよ、ちくしょう。
「さて、これは当たると少し痛いぞ。骨や歯が砕ける前に、UCISかどうか吐くがいいさ」
なんだこの魔女裁判。
「俺は、忍者の末裔だ!」
咆哮は力を生み出し、俺は空高くへと舞い上がった。
「力無き正義は無力です、矢神先輩」
有無を言わさない口調に、俺はぐっと押し黙った。
『「全部×××××か……!」
絶対新手のイジメだ。何か恨みでもあるのかアイツ。』